顎関節症とは

顎関節症

顎関節症とは

単純に言うと広義で「顎のズレ」、狭義で「関節円盤のズレ」を指します。

食べ物を咀嚼する際など、痛みや異音を感じるようになり、放っておいてもなかなか治るものではありません。

また関節円盤が顎の骨と骨のクッションの役割を果たせなくなり、骨の異常へとつながってしまうリスクもあります。

 

 

身体には、様々な関節があり、その周りには筋肉があります。

関節に問題があれば、同時に周りの筋肉にも問題が生まれます。

これは顎においても同じで、顎関節に問題があると、顎の周りの筋肉も問題があります。

 

また筋肉は他の部位の筋肉と密接につながっているため、顎の筋肉に問題があると、肩や首、そして腰などの筋肉のバランスもおかしくしていきます。

よく肩こりで整体に行っても、足の筋肉をほぐすことから始めるのは、筋肉の密接なつながりを考えているからです。

 

そのため、噛み合わせ治療により顎関節を改善することと同時に整体に行くこともお勧めしています。

首の筋肉が悪いか、腰の筋肉が悪いか、肩の筋肉が悪いのか、どれが根本原因かは患者さんによって違いがありますが、”TMJ First”という言葉があるように、顎関節も生体として治す必要があるというのが、医学界でも常識になりつつあります。

顎関節症の原因

頬杖

顎関節症の原因は様々です。

噛み癖、体癖、寝方、ほおずえ、足を組むなどが考えられています。足を組むことから顎関節につながることはイメージ付きづらいかもしれませんが、上に書いた通り筋肉は密接につながっているため起こってしまいます。

 

基本的に顎関節症の原因は遺伝のような先天的なものではなく、日々の生活習慣などから生まれる後天的なものです。

また後の筋肉に関しては、近年の軟らかいものを食べる食生活により弱り、昔よりも顎関節症になる可能性が高くなってきているといわれています。


顎関節症の治療法