噛み合わせとは

噛み合わせ矯正

噛み合わせとは

噛み合わせとは、狭義の意味で言えば、歯並びと上下の歯の噛み合わせです。

広義の意味で言えば、口の関節と顎の関節、そして身体の関係のことを言います。

 

最近歯科矯正分野だけでなく、外科、内科の分野でも噛み合せと身体の関係が注目されるようになってきました。

噛み合わせが悪いことによって様々な病気につながり、特に近年ではアルツハイマー病や認知症の分野でも噛み合わせが密接に関係していることから、噛み合わせ治療の重要性が再認識され始めています。


また身体全体への影響も明確になってきました。噛み合わせは顔面の筋肉につながり、首の筋肉から肩、背中、腰へとつながってきます。そのため、顎関節に異常があることで、肩こりや腰痛へとつながってしまうことが多々あります。

顎関節症など、日々の生活に不都合が生まれていればわかりますが、人の身体はある程度の適応性を持っているため、少しのズレでは本人が気付かないということが多々あります。しかし、ひとたびバランスがずれてしまい、筋肉に負荷がかかり始めると悪化していき、最終的に病気にもなりかねません。

 

噛み合わせを整えることは、全身の筋肉バランスが整え、本来あるべき身体の状態に持っていくことが出来るのです。

また日々正常に食べ物を噛めるということが、脳に刺激を与え、病気を防いでいるということも言えます。

 

これが健康を手に入れるための噛み合せ治療になります。

永く健康でいるために、これからの時代より大切になってくることではないでしょうか。

噛み合せが良くなることのメリット

肩こり

顎の周りの筋肉は顔の筋肉、首の筋肉、肩の筋肉、背中の筋肉へとつながっていきます。そのため、噛み合わせを改善することは、全身の筋肉バランスを整えることにもつながってきます。

 

また噛み合せを改善することで、健康上様々なメリットが確認されています。

 

見た目が綺麗になるだけでなく、様々な健康、予防の観点からの価値をお伝えできればと思います。


1)肩こりなどの改善

筋肉バランスが整うことで肩こりなどの症状が改善されることがあります。

また偏頭痛の原因が肩こりだった場合、その原因を解決できることから偏頭痛も改善されます。

中には疲れにくい身体になったという患者さんも多数いらっしゃいます。

2)齲蝕(虫歯)、歯周病予防

歯ブラシが隅々まで届きやすくなり、虫歯や歯周病予防につながります。

永く自分の歯を残す8020運動でも注目されていることです。

3)食事を楽しめる

顎関節のズレが原因による痛みや、咀嚼の問題がなくなる為、硬いものが食べられるようになったという声は後を絶ちません。

また顎関節に問題があることで、口を大きく開けられないということもあります。噛み合せを治療することで口が大きく開けられるようになった患者さんも多くいらっしゃいます。(日本人平均:男性54㎜、女性48㎜)

一生自分の歯で食事を楽しめることは何より幸せなことかもしれません。

4)鼻呼吸

噛み合わせを整えることで舌の筋肉も正常になります。

舌の位置が原因で口呼吸になっている患者さんも大変多く、噛み合わせ治療後から鼻呼吸が出来るようになったということもあります。

また口呼吸を続けていると、口腔内の唾液による自浄効果も薄れ、虫歯リスクなど様々な弊害につながります。

5)見た目の改善

筋肉の状態が正常になる為、見た目が美しくなる、あるいは無駄なシワがなくなるということもあります。

6)姿勢の改善

筋肉のバランスが整うため、全身の筋肉も改善され、姿勢が良くなります。