今日、インビザライン矯正治療を予定している患者さんが来院されました。
(あごの状態が悪い患者さんです.)
今まで、しっかりと来院されなく信用もしてくれなかったようですが、ここ2~3か月はきちんと来院してくれるようになりました。そして、しっかりとマウスピースも入れて、トレーニングもしっかりとしてくれているようです。
初診時と比べても状態は回復してきています。お口を開ける状態にも変化が見られました。開口量45㎜だったのが、48㎜程度まで開いてきました。また顎の状態もほぼ左右対称に開いてきました。
また、筋肉の状態も変化し、圧痛(筋触診による)も小さくになってきました。もうしばらく使ってもらい、安定してきたところで今の顎の状態でかみ合わせを作ります。(このように作ったのが、この方の本来のかみ合わせです)
そこでやっと顎関節の治療法を分かってくれるようになったようです。
また、ここでやっと本人にも効果が出てきて理解してくれています。実際の効果もきちんと表れ、本人も自覚してくれるようになりました。
(私の説明も言葉たらずで、言いたいことが伝わりにくいかもしれませんが・・・)
かみ合わせ治療の進み具合は徐々にですが、この様に着実に成果を上げています。
歯医者でこのような治療と言いますが、顎関節の治療は、当院ではこのように対応しています。
ここで良くなれば、後はかみ合わせを基本とした矯正治療(この矯正治療も特殊な方法を使って行います。そして一応のかみ合わせを作ってからインビザライン矯正)をすればいいのです。
様々な事は複合的に絡んでいますので、一つ一つ順番を考えて対応しています。(この様に原因と歴史を探すようにしています。)
まだ途中経過ですが最後にデータを示します。