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インビザライン 装着時間

 床矯正治療の時もそうでしたが、インビザライン矯正治療も22時間以上装着することが義務付けられています。

患者さんは、装置をいれた最初のうちは新しいものに対して興味があるので、2から3週間程度は着けています。ですが、さぼる方(本気ではない方)は、だんだんと装置を付けなくなります。それが人間なのです。安かろう悪かろうでは治療はできません。時代が進んできているので、そういう癖がついているのです。

 きちんとできた方は、装置を付けられ、よく治っていますし、付けられない人は、途中で脱落していきます。床矯正治療をしていた時は、そのような方が非常に多く、それが原因で床矯正の治療をやめてしまいました。

 

 しかし、今回のインビザラインは、SNSによる宣伝という事と費用がそれなりに掛かっているという事、あと業者による宣伝が活発という事でみな真面目にやる方が多いと思われます。基本的には患者さんが70%、ドクターが30%程度の責任があるとおもいます。この治療法(インビザライン矯正治療)は患者さんのやる気だけでしょう。

 

 インビザライン矯正治療は、ある意味では、床矯正治療の治療法に類似しています。床矯正治療をドクターが細かく設計したものだと考えられます。インビザライン矯正治療独特の方法(多々あります。通常の矯正とは基本的に考え方も基本も全く異なる方法です)もありますが。

 

 大きな意味では、矯正の基本ができていれば、どのように動かすのかを考察できます。細かいことに関しては、インビザライン矯正治療の独特の方法を学ぶことが大事だと考えています。

 

 そして装着時間は、このインビザライン矯正治療に関しては必須事項です。そして、AT(アタッチメント)もです。この装置を使うことで、歯を動かすことができます。ただ少し邪魔なのですが、しっかりと歯ブラシをしないといけません。

こういう事があるから歯ブラシが必須なのです。とくにATの周囲は虫歯になりやすいからです。必要な事は必要に行うことが大事なのです。

 きちんとした歯ブラシをすることが大事な理由もここにあります。

 

 歯ブラシは夜はしっかりとしてください。その理由は、夜は寝る時間なので身体から唾液が出なくなります。そうすると、当然ばい菌の温床になり、虫歯や歯周病になりやすくなります。そしてその時間が何年も続くのです。そうすれば当然、病気(虫歯や歯周病)になります。

 後悔しても遅いのです。健康なうちにしっかりと予防(今の医療体系では全く考えられていません)をしないといけません。