· 

模型の作り方

 印象をとったものに特殊な液をかけて2分から3分待ちます。この液を使うことで、型取り剤が安定します。印象材の余分な部分をそぎ落とします。その後、石膏を流しても肌荒れしません。

硬石膏や超硬石膏(状況に応じて変えます)を水と混ぜて適当な濃度で混ぜます。これは決まっているところもありますので、それに従ってください。よく混ぜたら真空撹拌機を使い、石膏を練り、バイブレターを使用し、ゆっくりと片側から石膏を入れていきます。そして歯列が大体埋まったところで上の部分を盛り上げて成型します。上顎はそのまま盛り上げて、下顎は真ん中を埋めるように盛り上げます。そして、固めます。細かい成型はモデルトリーマーを使います。この時点では、模型を気泡なく作ることに集中してください。

 しかし、この模型も自分で使う以外は、技工士さんが必要なところをトリミングしてくれるので、模型の不備だけ注意してください。

 

【咬合器にマウント】

 指導ピンを0にして、汚れを除き、Face bowを使い上顎をマウントします。硬化後、下顎はCRにてマウントをします。この様にして、石膏を使いマウントします。

 そこで咬み合わせのチェックを行います。ここでどの位、顎の位置がずれているかを見ます。APIという装置を使います。

その装置のずれによって咬み合わせの治療をするかを考えます。しかし、そういう検査もできないような方は、こちらもストレスになるので、遠慮させていただいています。