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咬合診査 キャディアックス編

  この装置は、目に見えない下顎の動きをとらえ、オーストラリア製の可視化する装置です。この装置の原型は、下顎運動を記録する装置 アキシスパスレコーダーのデジタル版です、

装置のセッティングは少し大変ですが、手軽に顎運動を正確に測定できます。

 

この装置では、前方運動、左側方運動、右側方運動、開閉運動を主に測定し、その特徴的な波形を正常と比較検討し、何が起こっているか明らかにします。

 

常に、正常と比較して患者さんごとに悪いところを診査診断します。

この波形には症例ごとに特徴的な波形があり、それと比較し検討します。

 

顎位の問題は、筋肉と神経に複雑に影響しています。不定愁訴といわれる主訴の30%程度は、顎位のずれが原因で起こるといわれています。

 

現在、星川あなん歯科医院では、キャデイアックス装置、サジタリウス装置、パナデント咬合器APIシステムを採用し、と併用して、総合的に顎の動きを分析しています。治療前と治療後の変化を比較検討して顎関節が適切な状態になっているかを確認して、矯正治療や被せ物の治療などを行っています。症状のある方はそのような治療をしないと、不定愁訴は改善しません。顎の状態もこのような装置を使うことで、患者さんにもわかりやすくなり、説明が楽になりました。