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矯正治療の本質

矯正治療とは歯並びが悪くて、見た目を治すだけだと考えている方が大多数だと思います。 矯正治療は、本来、歯並びが適切に並ばない状態になった現代の救世主なのです。皆さんは前歯が悪くなると、そこだけ治せばいいと考えていませんか?

 

それは矯正治療の本質を突いていません。そして、悪いことに歯科医師(矯正医も)もその現実を知りません。

 

今までの矯正治療の常識は見た目を治すことに重視していました。そして、早く治すために、上下の小臼歯を抜歯していました。これが一番早く見た目がよくなる方法だからです。ですが1980年代になって、ヨーロッパでスラバチェックという先生たちのグループが出てきました。この人は、医者でありながら歯医者でもある方です。その昔には、今のナソロジーの祖である寿谷、ロス、 らと一緒に勉強をされた方でもあります。しかし、その方たちとは少し考え方が異なっていたようで別れたそうです。そして、ヨーロッパでオーガニックオクルージョンというエビデンスのある治療法を作ってきた方達なのです。その方法は、人間としてのシステムを土台として構築してきました。

 

この方法(ヨーロッパでオーガニックオクルージョン)は、人間本来の口の役割を考えている方法です。口の役割はストレス発散と咀嚼器の2つの作用があるのです。この時に歯科医師が行うことは、この強いストレスに対して適応できる口腔を作ることなのです。

 

現代では、ヨーロッパのスラバチェックという人と日本の佐藤先生という方が、解き明かしてくれました。

 

研究データもきちんとありますし、内容 矯正治療は本来全顎治療なのです。それも骨の発達をも考えあわせた治療なのです。