星川あなん歯科医院では大人になってからの矯正治療が必要な方には、できるだけ早めに治療をされることをお勧めしています。というのは虫歯治療だけでなく、歯を生涯残すことにもつながるからです。
大人になってからの矯正治療は大切です。その最大のメリットは、状態の悪い歯も残せる事です。今は問題なく咬めていても、10年後、20年後、自分の歯が良い状態で残っているとは限りません。そして、自分では気づかないうちに咬めなくなっている、あるいは変な咬み癖が付き、顎や歯周組織に負担をかけていることが多々あるのです。そのために今から準備をしておくことがお勧めなのです。そして、自分の歯は自分で守る事が大事です。
メリットの2番目は、歯があることで咬める事が、アルツハイマー病や認知症の予防にもなるということです。これらに関しては医学的データも出ています。
3番目は、自分たちが健康でいられることです。昔の友人とおしゃべりしたり、一緒に食事をしたりできるのです。歯が大事という事は、自分たちが引退するころにわかります。そして、しっかりとしたケアーを歯科で受けることで楽しい人生を送れます。
同窓会で、あなたは皆と同じ食事が出来ないとしたらどうでしょう？自分を否定したくなり、同窓会にも参加しなくなり、落ち込んでいくことでしょう。人間は他の人とのかかわりを持つことで、話をし、楽しむことで人生を謳歌する事ができます。そのための用意の一つが歯やお口の健康を守ることなのです。そして、節度ある生活なのです。
4番目のメリットは、3番目と同じ様なことですが、歯があって、食事が出来るということは、主体的になれることです。大抵の方は会社員時代が終わって役職も何もなくなります。一人の人間としてこれから残りの人生を生きねばなりません。その時に、歯があることは大いにあなたの人生に貢献します。60歳70歳で会社員時代が終わっても人生100年の時代です。人生は20年30年あります。その時代を楽しく生きるために必要なのです。
矯正治療を早い時期に通常治療に組み込めば、大きく歯を失うことはなくなります。
このことが大事なのです。星川あなん歯科医院では、このために、大人の方のための矯正治療をお勧めしています。そして、今まで何も咬めなかった人が咬めるようになるのです。今の時代、インプラントという魔法のような治療法もありますが、よほどのお金持ちでない限り、全部の歯をインプラントにするのは難しいでしょう。
それよりもしっかりと咬める状態を矯正という手段を用いて残っている歯を有効活用する事が大事だと考えています。自分の歯を大切にし、良い咬み合わせを作ることで費用以上のメリットがあります。 もちろん、定期的なメンテナンスは必要ですよ。
5番目のメリットとして、自分の歯が残っていることで、もし何かあったときにケアーがある程度できます。しかし、インプラントではどうでしょう？人工物のインプラントは良い材料ですが、高齢化社会では脳梗塞や心筋梗塞など、いつ悪くなるかわからないのも事実です。そして何かあった時のケアーは誰がするのでしょう？
それは、介護士の方になることが大半だとおもいます。しかし、現在の介護士の方がインプラントのケアーの方法を知っているでしょうか？知っていたとしても他の仕事が忙しいという今の環境の中では、お口のことは後回しにされることが多いのが現実ではないでしょうか？
私もそのような事実を見てきました。実際に老人ホームに行って見てきました。その中で一番元気であった方は、ご自身の咬める歯がしっかりとある方でした。歯がない方は、なんと云うか人間の気力が無くなっているような印象でした。
この事実は、次の世代にも受け継がれるのです。特に今の６０代以降の世代です。
この様に矯正治療を踏まえて、今ある治療を積極的に使うことで、歯を残せるのです。確かに経済的な問題もありますが、それ以上のメリットを長い間、享受できます。ですから星川あなん歯科医院では、積極的に大人の矯正治療を取り入れています。このような方法を通常治療に組み込むだけで、入れ歯が少なくなり、しっかりと物が咬めます。星川あなん歯科医院での目標は、１０年後、２０年後に笑顔で通ってくれる患者さんのために力を尽くすことだと考えています。その実践のためにも様々な研修にも参加しています。そのためにも皆さんにもご協力をいただければ嬉しいです。
