星川あなん歯科医院では、患者さんによっては通常の治療法だけでは、治療がうまくいかない方も多数いらっしゃいます。そのようなときには通常の治療だけではなく、矯正治療やかみ合わせ治療、インプラント、入れ歯との併用療法を行っています。
お口の中の状態が悪くなるということは通常では考えられない状態に変化していくことを意味します。そして歯がなくなればその部分を埋めてでも咬もうとする作用が働きます。その結果、かみ合わせが変化を起こし、歯周病が悪化し歯（歯を支える骨がなくなることです）が悪くなっていくのです。
そうなった時に皆さんはすぐに、〈インプラント〉と思うことでしょう。しかし、お口の状態が悪くなるという事は、歯を支える骨や顎の状態が悪くなるという事を意味します。そうすると、果たしてインプラントだけで問題は解決するでしょうか？答えは否です。
全体のバランスが壊れているので、歯が無くなってインプラントをしても解決はしませんし、もしインプラントが出来たとしても将来に他の歯やインプラントが壊れる結果になります。その事実が現在か将来かだけなのです。ですから、根本的な治療を考えないといけない理由がここにあります。
日本人はすぐに高い安いで物事を判断しますが、それでは歯を長く残すのが難しいのです。ですから、星川あなん歯科医院では、矯正治療や他の治療も行っているのです。
そして、子供達には、お口をきちんと発育させてあげて、虫歯もすくなすることで将来の不安が少なくなります。そして定期的なメンテナンスに時間と費用をかければ経済的にも助かると思います。どんな事でも小さいうちに処理をしておけば楽なのです。それをさぼると大変です。
また運悪く高齢になって歯が悪くなっても、矯正の技術やインプラントの技術、入れ歯の技術を使うことで、かなりよくかめる状態が出来ます。そして、80歳で28本相当（どんな歯でもいいのです。インプラントでも入れ歯でも）の歯を残すことも星川あなん歯科医院の目標です。
この様に星川あなん歯科医院では、通常では考えない考え方で治療にあたっています。だから、歯を残すことが可能になるのです。そして歯が大事という事は、矯正治療でもそうです。矯正治療で通常抜くのは上下左右前から4番目の歯です。
この歯は今では咬み合わせの『キー』になる歯という事が解ってきました。昔はこのような事が解っていませんでしたのでなんの気兼ねもなく早く治療が終わるという事でこの歯を抜いていたのです。
また、日本人は、E-lineなるものに魅力を感じている方が多いのですが、この基準は欧米人の基準なのです。日本人とは全く異なる美なのです。
人種が全く違うところに欧米人の基準を持ってきても意味はないのです。欧米人は基本的にはコーカソイドという人種で日本人はモンゴロイドという人種です。
歯の大きさ、頭の形、お口の大きさなどすべてが違います。そのような基準をいまだに日本の矯正界は使っているのです。理由は、日本での矯正の祖にあたる人たちが当時、海外で勉強してきたときに採用されたようです。そして色々な研究の結果、日本人に合わせていると言っていますが、実際には全く合っていません。美容目的の矯正治療であればいいと思いますが、星川あなん歯科医院で行っている矯正治療は、医療の一環であって美容が目的ではないのです。そして、歯を残すことが必要であれば、10年後、20年後でも矯正治療はできますし、もし本当に必要であればその時に抜くことを検討してもいいのではないかと考えています。
