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脳の老化を止める

脳の老化、全身の疾患につながる歯周病

口は身体全体の表面積としては1/10だが、脳の中では、運動野、感覚野のそれぞれ1/3を占めています。脳の中では顔まで含めると、大脳の半分近くを占めている。

 

⇒歯の歯ブラシケアーにより大脳の広い範囲に影響することを意味しています。

 

口とは生きていく為に、絶対になくてはならないものだから脳内の領域が広くなったと考えられています。

 

歯で物を咬むと脳に大量の血液が送られ、咬むときには、歯根膜(クッション)は約30μ沈みます。その僅かな圧力で歯根膜がポンプになり血管が圧縮されて、ポンプの様に血液を脳に送り込みます。その量は、ひと咬みで3.5㎖(醤油入れ分くらいです)

 

文献 『脳が健康な人の歯 14.9本、認知症の疑いの人の歯 9.4本』

文献 『アルツハイマー 健康な高齢者より20年も早く歯を失っている。』

 

歯周病治療をしないと、健康の人の3倍、認知症リスクが高くなるという報告もあります。

 

歳を取ると、口の中の環境が変わり、歯周病菌が増えやすくなります。歯周病は痛みもなく、始まるので自覚もない病気です。静かに進行し、気付くころには、歯はボロボロになります。また、歯周病は、脳を老化させる大きな原因でもあります。35歳から発症する理由の1つとして、免疫力の低下があります。⇒だから若い時と同じ歯ブラシの使い方はダメです。

 

歯周病を原因に、歯が抜けてしまうことで、上に書いた通り咀嚼時のポンプの役割が低下してしまいます。これが続くことで脳への悪影響が蓄積され、アルツハイマー型認知症へとつながってしまうのです。

 

そこから考えて、しっかりした歯周病に対する歯ブラシケアーをすることで、生涯医療費が、1千万以上安くなるというデータもあります。

 

 

更に歯の数が多いと認知症リスクが低下するだけでなく、全身疾患のリスクも低下します。

アルツハイマー型認知症、血管性認知症、誤嚥性肺炎、糖尿病、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などと関連しています。
 

気付かないうちに進行する歯周病チェックするところから、ご自身の口の中の状態を確認してみてください。