· 

術後(インプラントオペや抜歯後)の痛みについて

Yahooの掲示板や情報サイトなどを見ていると、なぜか痛みについての説明や術後の痛みがかなり出ているケースが多いのが気になったので、少し書いてみたいと思います。

痛みの原因

1)体調の問題

インプラント治療や抜歯の場合、歯科医院では時間をとることが多くあり、その時間をキャンセルされると、多大なロスを歯科医院側に与えます。患者さんご自身がきちんと管理をしていないと体調不良の中で治療をすることになります。このような状態での(インプラント処置)外科的な処置は、術後の痛みや腫れを必要以上に起こすことになります。

2)術後の十二分な説明

オペ前の注意やオペ後の注意の説明、どのような治療をすのかなどの説明が不十分だと患者さんの精神的な面で不安が残ります。この不安は、痛みや腫れを増長させるのです。

3)オペに使う道具、医療機器

オペ時の道具の新鮮さというより切れのいい道具を使っているか。炎症を起こす原因の一つは、道具にもよります。切れのいい道具を使えば、身体に対する炎症を最小限にできます。また、オペ中に冷えた生理食塩水を使うことも炎症を最小限にできます。

4)時間の確保

どうしてもオペは時間が掛かります。そのために時間をしっかりととっていないと、焦る治療になります。そして、安い費用のインプラントは特に時間をかけれないのです。

 

当院では、腫れや痛みが最小限になるように、常に気を付けています。それでもある程度の腫れはありますが、ネットに書かれているような不安定なものはないと考えています。ですから、安いインプラントは全体的な時間が取れずに、痛みや腫れが必要以上に出ている可能性があるのです。

5)インプラント・義歯などの設計

歯を作れない状態でインプラントを入れたり、不可能なことを可能にする説明は、後々トラブルの原因です。不可能なことを可能にする説明は、後々、トラブルの原因なのです。星川 あなん歯科医院ではそのようなことがないように配慮しています。

対応について

1)しっかりと説明を受ける

インプラントや抜歯の治療には、よくよく説明を聞くことが大事です。また、インプラント治療は安かろう高かろうではなく、時間を含めて費用を考えてください。今の日本では、安いものに価値を見出していますが、本当に良い医療は、安いだけではできないのです。また、保険治療自体が根本的に安すぎるのです。星川あなん歯科医院では、患者さんにやさしい治療を心がけています。そのためには、患者さんの協力も大事なのです。

2)治療費の意味をしっかりと考える

特にインプラント治療では、日々、機械の進歩が目覚ましく、新しい機械がどんどん出てきます。また、技術もです。それはイコール、経費が掛かるということです。この経費を賄うためには、安いインプラントでは、数をこなさないとできないことになります。

3)将来の健康まで考える

ご自身の身体ですので、投資という意味を含めて、ブランド物や旅行などでなく、まず最初に、自分へ投資をしてみてはいかがでしょうか。健康は、今の時代、ただではないのです。

 

健康を守ることは、将来の病気(成人病やアルツハイマーなど)を予防することにもなります。

まとめ

痛みの原因は患者さんごとに異なりますので、一概に言えませんが、しっかりと検査を行い、正確な診断と正確な治療を受けるだけで痛みに関してはだいぶ解決します。しっかりと時間をかけて、咬み合わせも含めた治療を提供していき、患者さんに将来にわたる健康を提供できればと思っております。