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かみ合わせ検査内容

今回は、かみ合わせの検査の内容に関して書きたいと思います。かみ合わせ検査は、1時間半程度時間をいただき、検査を行います。

 

 

■かみ合わせの検査内容

 

歯型を取る検査(2組、これもきちんとしたランドマークを包含する必要があります。)

14F(14枚の口腔内レントゲン写真)

顎関節写真

歯周病検査

咬合器検査(Face Bow検査;脳頭蓋に対する基準平面)

ChB検査(普通に咬んだ時とこちらで誘導した時のかみ合わせ)

筋触診

口腔内写真検査

身体のゆがみ写真検査(簡易バージョン)

開閉口のビデオなどの検査

API検査(特殊な顎の位置の検査)  など

 

このように、様々な検査を行った上で、正確に状態を確認し、診断します。表面上、患者さんとの時間は、1時間半程度ですが、模型作成、咬合器へのマウント、API検査などを含めて、3日程度、裏方で時間をとって分析を行います。

 

その上で、患者さんとお話をして、今後の治療 の提案をさせていただいています。必要であれば、矯正治療の検査も同時に行っています。

 

■費用に関して

上記検査を常にすべて行うわけではありません。患者さんの状態を観たうえで、必要な検査を行い、それに合わせて検査の費用が決まってきます。そのため、大変申し訳ありませんが、お電話にて治療費が幾ら、検査料が幾らということを簡単にお答えできないのが現状です。

 

また、資料をとってから患者さんへ説明するまで約2週間、検査をした患者さんのために様々なことを考え、提案をさせていただいています。これだけの工程を、歯科医師歴20年以上の経験を元に治療計画を検討しています。

 

もしかしたら、簡単な検査を行った上で治療を開始する歯科医院と比べれば金額は高いかもしれませんが、正確な診断をするために行う検査は、安定した治療結果につなげるために必要だと考えています。

 

物事を熟成させるためには、時間と教育と経験に時間がかかります。その上での費用と思っていただければと思います。また、機械製品であればコストのダウンはできますが、相手が人であるので、常識や規則だけではできないのも事実です。

 

うちが売っているものは、モノではありません。ある意味、人工臓器です。あと、適度な塩梅が効いているものです。この塩梅というのは、磨いてきた技術を生かしていくことが大事なのです。そのような費用として考えていただければいいのではなかと思います。

 

今の医療は検査に始まり、検査に終わるといいます。それだけではありませんが、検査なくして正確な診断はできません。これは大事なことです。よく言われるのが、何でもいいから早く治して欲しいといわれる方がいます。ですが、初めて会った方の状態がわからないでは、治療できることはありません。ですから、星川あなん歯科医院では、検査をしっかりと行っています。その上で適切な判断をするようにしています。これは大事なことです。医科では行われているのに、歯医者では行われないのはいかがなものでしょう? 世間では、その時々で対応できる歯科医師が良いといわれていますが、診査のないところに診断はありません。そういう思いで星川あなん歯科医院は、患者さんに対応しています。