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超高齢化社会における歯科治療

今、日本は超高齢化社会になってきています。そして、医療の世界でも様々な問題が起こってきています。我々歯科医師としては、現代のように80歳の時代に対応できるように勉強する事が大事なのです。

 

一昔前までは、60歳代が寿命でしたが、今は80歳90歳が寿命です。

 

その時に必要なのはなんでしょうか?私はこう思います。いつまでも健康で、笑って、友人との会話や食べる事ができる事ではないでしょうか?基本的な人間としての必要な事を大事にするのが良いのではないでしょうか?

 

その事を達成するためには、お口が健康である事が一番、大事だと思います。

 

今、星川あなん歯科医院では、60歳代の方の治療を積極的に行っています。それは、第2の人生に突入するからです。その時に必要なのは、第1に、お口の健康です。これが身体を作るために一番必要な事だと星川あなん歯科医院は思います。今まで、日本ではたかが歯医者といわれていましたが、欧米とはまったく異なる対応なのです。

 

口というのは、食事をし、おしゃべりをし、動物としての必要な事をまずはじめにする器官なのです。口が健康とは、全ての歯がきちんとあり、何不自由なく食事ができる事です。いつも気にせず、意識せず、行っている行動が、できる事が、大事なのです。このことが日本人はわかっていない方が多いのです。

 

その事は、今まで何も咬めなくなった人が、少しずつでも咬めるようになっていくときに、ご本人が自覚します。そしてもっと咬めるようになりたいと願うのです。病気ではないときに、日本人は健康というありがたさに耳を傾けません。欧米では、一般の市民は、ブランド物は持っていませんが、自分への健康には、人一倍気を使っているのです。そして食事にもです。

 

日本人は娯楽が好きです。私も好きです。ですがそちらにばかり気をとられていたら、自分の健康が損なわれてしまいます。その様なことをしていてると手遅れになります。

 

歯医者は、日本には、コンビニエンスストアーよりも数多くいます。しかし、本当に適切な治療が出来ている歯科医はどの位いるのでしょう?そして、年齢の高い世代は引退し、若い世代が台等してきてもいます。しかし、若い先生のどのくらいが、しっかりとした治療をしているのか疑問に思った事はありませんか?

 

若くても年をとっていても勉強している先生は多くいます。しかし、実際の数はどのくらいでしょう?歯科医院は1万とも2万とも言われています。その中に歯科医師は、2016年、現在で10万人程度いるのです。その中の1%程度が常に勉強をしている集団なのです。約1000人の計算になります。実際には、もう少し多くいますが。この数で、何が出来ると思いますか?私は否定するわけではないのです。国家試験を経て、資格を取ってそれ以降、更新のときにブラッシュアップもないのです。それでは皆勉強をする事を拒むのです。それが自然です。

 

それが良いか悪いか解りませんが、それも現実です。今の世の中は、医師としての道徳も何もなくなっているのです。昔、医師は常に勉強をする事が、当然とされていました。今はあまりしなくなっているのです。その中で治療を望むという事はどうなのでしょう?

 

超高齢化社会だからこそ、もっとしっかりとした治療が求められるのではないでしょうか?そう思うからこそ、私は、患者さんには、経済的負担をかけますが、保険外治療をしているのです。

 

星川あなんしか医院では、保険治療を否定するものではありません。若い患者さんには、保険治療で治療を行っています。それほど酷くならなければ、保険で対応できます。しかし、60歳前後で、食べれない方は、保険では治療が難しいのです。

 

手間がかかり、保険ではその手間まで、診療報酬は出ないのです。星川あなん歯科医院は、歯科医師という技術屋なのです。その技術を高めるには、年数が掛かるのです。そして経費も掛かるのです。さらには、その知識をブラッシュアップするためにも必要なのです。

 

皆さんもどうかいい歯科医師を育成するためにも、ご協力ください。