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顎関節症と栄養学

 顎関節症は、身体の中の一部に異常な状態なのです。身体の状態が悪いと身体の一部である顎関節も異常な状態をしめします。

 

 特に精神病などの病気は、すべての感覚が狂っているようです。それらは薬の影響や身体の影響、整体やカイロプラクティックなどの治療を共同で進めていかないと、このような方の治療はかなり無理なことが多いです。 それらが起こっているということは、何年、何十年もの体や身体の症状が積み重なり、様々な状態を引き起こしていると考えられます。

 

 このような方の治療では、今のところひとつひとつの事を地道に改善していくことも大事だと思われます。そうしないと、改善していきません。

私もできるだけ治してあげたいのですが、患者さんがそのように考えていただけないと、私もできないのも事実ですし、私の助言も聞いていただけないのです。そうすると、治るもののも治せません。

複合的な要素が絡み、年月が経っていると、何もできなくなります。

 

 また、身体の栄養素も何か足りないことにもなります。その辺も調整しないといけないとおもいます。

ですから、治ると信じてもらわないと何もできなくなるのです。

精神病的な問題、それも1級という分類ならなおさらです。しかし、精神病の分類には、日本では今のところ、見た感じの症状から判断するそうです。そして、科学的なエビデンスがなく、症状だけで判断するのが、今の日本の精神病の定義なのです。これでは、科学的ではありません。すべてではないのですが。

 

 そして、栄養の問題が出てきます。何種類かの栄養素が足りないと、様々な症状が出てきます。

 最近ではその様なことを考えています。身体は一つなのです。そしてその統合が身体なのです。すべてに対して私は対応できませんが、できうる限りの事は、したいと思っていますし、顎関節症だけの治療で何でもできるわけではないのです。

 

 全体的なことを考慮に入れて、個々の部分も判断しないといけません。また逆も真です。

というのも、私も今、栄養学を学んでいます。栄養素が足りないだけで、この栄養素を補充することで、だんだんと改善することが分かったからです。しかし、一般的にはまだまだなのです。ですから、患者さんに言っても、理解していただけないのも無理はありません。

 一部の症状は、身体全体の悲鳴です。これらのことを忘れずに治療にあたっていきたいと思います。