· 

調整のない銀歯

星川あなん歯科医院では、ほぼ調整のない銀歯を開業当初から常に行っています。この技術は、基本的には自費治療の技術です。その技術を星川あなん歯科医院では、保険治療にも応用しています(すべてではありませんが)。

 

 この技術をしっかりと行うことは、きれいな形成をすること、正確な印象をすること、上下全顎で型を取ること、精密なバイトを取ることなどが必要になります(コストと時間が掛かりますが)。

これが高くも低くもない銀歯ができる理由なのです。そして、患者さんにいつも言われることは、【先生のところでは歯の調整はしないのですね。いつも問題なく、ぴったりとしている】と言われます。【他のところでは必ず調整ということが入って、いまいち合わない】と患者さんは言います。

 この方法は間接法という作り方で、腕の良い技工士と共にしっかりと作ってもらっています。そして、この技術(技工士)と私のタッグでこのような素晴らしい銀歯ができるのです。

 

 このような方法をする理由は、銀歯はかみ合わせに影響を与えるからです。ミクロン単位のズレが将来、顎関節症やほかの不定愁訴を引き起こす事がわかっているのです。高いけど慣れる、低いけど慣れるというのはありえません。それは1960年代のアルミ缶を使っていた時代ならそうなのです。しかし現代では、それは顎の状態が悪くなることを意味しています。理由は被せもものの処置がいきなり鋳造になったからです。

患者さん本人は、最初、気にしないかもしれませんが、積もり積もって影響は出てくるのです。星川あなん歯科医院では、そのような事が、様々な勉強をしてきているので解かっているのです。このように考えて銀歯の治療は手を抜けないところなのです。

 また、このような歯が奥歯なのに、保険の白い歯にしてほしいという方がいます。しかし、星川あなん歯科医院では、行いません。医学的に判断しても妥当性がないからです。保険で使う白い歯は、柔らかすぎて、奥歯にはとても使えません。いくら説明しても、納得できない方もいらっしゃいますが、星川あなん歯科医院では、行いません。気分や見た目で歯を作ることはできないです。(どうしてもという方には、しぶしぶ作ることはありますが、マイナス面もよく知ってもらってから対応します。)

 

 星川あなん歯科医院では、患者さんの将来を見据えて、当院の今まで勉強してきた最新の歯科技術を提供しています。基本的に、この様な根拠もないことに対しては、星川あなん歯科医院では、行いません。

 仲間内では、患者さんが言うのだからやってあげればと言われますが、ここでかみ合わせが狂って、その後はどうするのでしょう? 多分、何年か後には様々な症状が出てくると思います。その時にだれがその治療をするのでしょう?費用はどうするのでしょう?  その辺の事が解かっているので、あえて無責任な治療はできません。

 

 歯をひとつ入れるだけでも様々な技術を培い、トレーニングをすることを、星川あなん歯科医院では、実現しています。それは家族や夜なべをすることでもあります。技術はうそをつきませんが、人間に対する被害は最悪のものです。

 この技術ができるまでの時間や経費を考えてもらえれば、如何に銀歯の治療が安いか、解かりますよね? あなたが資格を持っていたとして、これだけの時間や労力をかけられますか?それが、答えです。保険医療にもある意味感謝してください。

そして、作ってくれる技工士と私にも感謝してください。