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【矯正治療】基本は抜かないこと

  星川あなん歯科医院での矯正治療では、基本的に抜かないことを基本としています。他の矯正の先生方は、机上の空論としてですが、抜くことを前提に考えている先生が多いように見受けられます。しかし、生涯人生が女性で80年の時代に来ているのです。その時に抜くという選択はどういう意味なのでしょうか?

 今抜かなければならない事実があるのでしょうか?

普通の患者さんは、ほとんどの患者さんは抜かない矯正治療を希望されていると星川あなん歯科医では考えています。ですが、どうしても美容やスタイルにこだわる先生や患者さんは、抜くことを選択するのも事実です。

   

  当院では、それぞれの患者の選択により、選んでもらっています。(それでも抜くことはできる限りしませんが)また、今回抜かなくて矯正をしても、後々気にあるのであれば、抜くことという選択肢も残るのです。若いうちにすべてのことを決めるのではなく、次の段階に入ったっときにまた、判断してもよいのではないかと星川あなん歯科医院では考えます。

ですので、当院の第一選択は、基本抜かないのです。しかし、どのような状態でも例外はあります。それはその時に考え、患者さんと相談することにしています。

 

  抜かずとも、歯を削るだけでもいいかもしれませんし、ダメなこともあります。

実際には治療をしてみないとわからいことも多々あります。その上での患者さんとの相談なのです。どうしても、矯正の先生は上から話を決めつける先生が多いように思います。それは現代の患者さんにとっては、マイナスと星川あなん歯科医院では考えています。

お互いがある程度対等にお付き合いできる関係がいいのです。それを上から目線で言われるとあまり良くないのではないでしょうか?

 

  ただ。親知らずに関しては別です。この親知らずのスペースを私共の治療ではよく使うので、これに関しては、抜歯させてもらいます。そうしないと、本当にスペースがないところで並べないといけないので、4番か5番の抜歯になってしまいます。

 あとは、歯の大きさの左右差があれば、足したり引いたりします。それらのことが、一般臨床をしている、われわれGP(一般矯正医)の矯正です。そしてそのように考えられるから、我々GPなりの矯正治療ができるのです。しかし、通常の矯正医は そのようには考えません。現在の状態しか考えないのです。

 

  その辺りが、われわれGPの矯正と違うところです。矯正医は、ある事実しか捉えませんが、われわれGPは、それらをカスタマイズさせるように考えて、お口を再構築するのです。何の変哲もない矯正治療は矯正医が上手いです。しかし、長年、いろいろな治療を受けてきた患者さんには、無理があります。そこで我々GPの出番なのです。そういう患者さんの治療をこなせるのは、一般臨床で培ったノウハウを生かし、治療ができるわれわれGPなのです。

 

  患者さんが、どちらを選択するのかは判りませんが、私ならGPの先生をお勧めます。そして、虫歯だろうが、歯周病だろうが顎関節症でも対応ができるのもGPの先生ですから。

それらの事を踏まえて、治療計画を立てることができます。

これは我々GPだけの強みです。