成人されて矯正はもういいという方は多くいます。しかし、歯並びが悪くて歯並びが多い方や歯周病が多い方は特にお勧めしたいです。そもそも咬み合わせが悪くて虫歯や歯周病が症状として出ていることがありますので、どこかで一度トータルに見直したほうが良いと思います。
また、歯を失い、歯が傾いている人などには、矯正によって残っている歯を使うことができます。インプラントよりもお口の中の状態を考えてできるのであれば、有効な手段です。たかが歯ですが、されど歯です。残せるうちは1本でも残して使うことが大事です。
費用は掛かりますが、インプラントほどではありません。ですがきちんとした歯ブラシは必要になります。
このように自分の歯を残すことでのメリットは大きく分けて3つあります。
1 自分の歯で咬めること
⇒ 今自分の歯があると気になりませんが、実際に歯が抜けると感じることがあります。この様な事を想像 してみてください。如何に歯が大事なのかがわかります。そして感覚が残ります。
2 ボケないこと
⇒ 歯が28本相当(の歯根膜⇒その事は間アックを残しているということです。)あることで、ボケること
が少なくなります。人生長生きの時代(80年時代)ですが、ボケると楽しくありません。そして人によ る介護が必要になります。
3 友人たちとおしゃべりできることなど、歯があることで咬めることは、人生80年の時代には大きな力とな るでしょう。昔のように人生50年で終わればいいのですが現代では、人生80年、100年なのです。
その辺のことをよく考えてください。
幸せで豊かな人生を送るために必要なことは、年を取ると、お金の問題ではなく、お口を含めた全身の健康 のことです。そして人とおしゃべりをすること遊べることなのです。たわいもない会話でも仲間同士であれ ば楽しいのです。
矯正治療を、歯科治療に組み込めば人工的なインプラントよりもメリットが大きくなります。インプラントは、完全な人工物なので、もしあなたが何らかの理由で倒れた時、現状のところ適切に介護できる施設ほとんどありません。しかし、自分の歯であればその心配も少なくなります。インプラントの欠点は何かあったときに対応するのは人の手です。そうしないと、インプラントは壊れて歯周病になりやがて抜けていきます。開発当初は夢のような材料(人生50年の時代には)でしたが、高齢化が進んできた現在は違います。そして、健康的な食事を取れればいいのですが、現代の食生活は、どちらかというと健康に悪いものが多く、いつ何が起きてもという時代です。
そのようなことを含めて、自分の歯を長く使えることは幸せな事です。そのためにお口の矯正治療が必要になのです。昔は歯並びをよくするのが矯正治療でしたが、現代ではその治療方法を取り入れて、入れ歯にならないように、あるいは入れ歯になったとしても、インプラントを使わないようにするのが大事なのです。