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矯正治療は一般医が主導することが大事

今までの矯正治療は、幼少期からの治療が大部分でしたが、現在は大人の治療が主流になってきています。という事は、通常の治療の一環として矯正治療を使う必要性が出てきます。そのような治療の一部として矯正医の力を使うことが大事です。

 

矯正医にも咬み合わせの治療を学んでもらい、お互いに協調して治療をすることができる時代に来ています。

 

星川あなん歯科医院では矯正治療も行っていますが、本来は矯正医に任せたいのです。星川あなん歯科医院の立ち位置は、トータルにまとめる総監督という形でありたいと考えています。矯正の専門医に矯正治療だけではかないません。しかし、トータルで全体を見ることができるのが一般医なのです。その指揮のもとに矯正医や他の歯周病医が一人の患者を治療する時代になっていくのです。この考え方は1980年代にアメリカで生まれ、1990年代にスタディーグループSJCDが提唱していましたが、現実的には、その時代の日本では不可能でした。しかしそれから30年がたち、今やっとトータル治療ができるようになりつつあるのです。

 

私が矯正をする理由は、その良さと使い方を学ぶためです。そして不幸にも協力してもらえない矯正医がいた時に、私自身が矯正治療をするためです。

 

この様な事から私は、矯正治療や歯周病治療を考えている一般医が主導になって、総指揮を務め、患者さん一人一人のことを考え、治療にあたる治療が一般化することが大事なのです。皆が協力し、患者さんのためになることをしたいと考えています。

 

矯正の祖である、アングルという先生は、本来補綴医なのです。文献が少なくて何故アングル先生が矯正をしだしたかは解りませんが、私は、補綴治療だけの限界を感じていたのではないかと思います。矯正治療と一般治療を併用すると、今までできなかった事が、できるようになり、8028時代、人生100年の時代に貢献できると星川あなん歯科医院では考えています。