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補綴物があっても矯正治療ができるのか

補綴物、いわゆるかぶせ物のことです。矯正治療はできますが、かぶせ物の中がどうなっているのかわかりません。単独で矯正治療のみを行っているところでは、かぶせ物の周囲にバンドを巻いて行っているようですが、当院では違います。

 

星川あなん歯科医院では、トータルな治療を行っていますので、精密検査を行い、基本的に銀歯は、全てはずしてカリバにします。そして、虫歯の治療を行いカリバを入れます。

 

そうすることで、虫歯の治療もできますし、矯正治療も行いやすくなります。

 

そして、歯を本来の形にすることで咬みあわせを作っていけますし、狭くなったところなどの歯は、特殊な材料を追加もできます。そのようにして、矯正を行います。

 

また、歯がない所も歯を作りかぶせ物で対応しています。そのときに必要があれば、インプラントや入れ歯などの検討も行います。

 

全ては、トータルな診査の結果と虫歯治療の結果などを総合判断し、矯正治療前に、トータルな設計を行います。

大人が矯正をすることのメリット

星川あなん歯科医院ではこのような形で、治療を行っていますので、大人の方にもメリットがあります。

 

咬み合わせを治すこともできますし、虫歯や歯周病の治療にもなります。歯ブラシもしやすくなります。

 

さらに、歯並びがよくなることで、素敵な笑顔ができますし、なんといっても友人と一緒に食事が出来るのです。これは大事なことです。将来仕事が終了して、何をするかというと、みな友人と遊びに行きたいと言います。そして、歯があることで一緒に楽しくおしゃべりもでき、食事ができるのです。若い方は、今わからないかも知れませんが、歯がないということは、それだけいろんなことに影響が出ます。

 

そして、あまりにも歯並びが悪いと、虫歯や歯周病になり歯を抜かなくてはならないことが多々出てきます。この事は厚生労働省の統計にも出ています。ですから、厚生労働省は8020運動を推進しています。ですが、本当にこれでいいのでしょうか?

 

8028でなくては、健康で健やかな老後は過ごせないのです。星川あなん歯科医院では、そういう意味を含めて8028(80歳で28本の歯を残すことです)を実践しています。そのためには、矯正を含めからのことも行っていかないといけないのです。

歯医者だから歯だけの治療?

それはおかしいです。身体はひとつの総合体なのです。個々の治療は各方面のドクターが行えば良いのですが、トータル的なことは、その事を考えている人が行わないといけないと星川あなん歯科医院は考えています。

 

それは、私が25年位前に読んだ本の考え方でした。その先生は、伊藤吉美先生という方で、九州のほうで活躍されていた先生です。今の私は、何故かわかりませんが、伊藤先生のような治療をしています。

 

話がそれましたが、大人の方が歯並びや虫歯、歯周病を治すことで、得られ利益は数知れずです。そして、定期的にチェックをすれば、これからの医療費コストが少なくなります。(当然、最低限の治療費はかかります)

 

歯医者の利用は、悪くなってからするのではなく、健康と思われるときに利用し、早めに治療をすることで経済的な負担を少なくできます。

 

皆さんは、その時の医療費の事だけを心配をしますが、その前に定期的なチェックをすることで対応ができるのです。大きな病気になる前に手を打つ必要があります(未病のうちに治す事です)。

 

そして、40年前はこの様な状態はありませんでした。当時の寿命は、50から60歳だったので,今のような治療は必要が少なく、食生活も質素でした。

 

しかし、今は、その当時とは逆で、生活習慣病やその当時では考えられないことが起こっているのです。そして、寿命も長くなりました。超高齢化社会です。

 

ですから、自分で自分の身を守ることを考えなくてはいけない時代なのです。

 

それらを行うために、早いうちに、医者や歯医者に行き、予防や定期検査をすることが大事なのです。

 

矯正治療はするが歯ブラシ指導をしない先生もいます。お金になることだけをして、歯ブラシができなければ・・・それを勘違いする患者もいます。説明不足もあると思いますが・・・

 

そのような悪循環が、今の日本では多く起こっています。

 

歯ブラシの指導も、しっかりと時間をとり、丁寧に指導をすると、20から30分かかります。本当に歯を残して老後を豊かにしたいなら必要と星川あなん歯科医院では考えています。