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定期検診の重要性

定期検診の重要性について

皆さんは、定期検診という言葉は知っていると思います。また、定期検診の重要性も良く知っていると思います。人間は日々変化しているのです。

 

そして、治療後しっかりと管理することで次の虫歯や歯周病を防ぐことが可能です。(100%防げなくても、最低限の治療で終わらせることができます。)

 

日本には、この概念がないのです。それは、保険法の成立時に急務だったのは、高度経済成長と共に虫歯治療に焦点が合っていて、予防という概念が欠けていました。その当時はそれでよかったのですが、次には再発という問題が・・・・

 

アメリカではこのころ予防の重要性や概念が定着してきており、アメリカの保険会社も予防に重点を置く方向に変わってきました。その方が経済的な損失が少ないからです。治療をすれば、その分費用はかさみます。それよりも、予防で問題がなくなるのであればという事で、アメリカでは、その概念が定着してきました。しかし日本では、そのような概念はなく、現在まで来ています。

1)定期検査の時期

星川あなん歯科医院では、基本的には、3か月に1回ぐらいが適当だと考えています。

 

しかし、病状が悪い人や問題のありそうな人は、1か月ごとに定期検査をしています。この時期が長いかどうかは、基本的には、ドクターの判断によります。そしてご自分で自己判断をされないことが大事です。自分的にはもう問題がないとしても、第3者にきちんと評価してもらうことが大事なのです。よくあるのは自己判断で判断する方が多く、本当に症状が出て痛くなった時には、10年、歯医者と縁がなくなっており、いい加減な歯ブラシのやり方に戻っていることが多く、また、安く歯を治したいといわれるのですが、ほとんどの場合、不可能なのです。このようなことが多いのです。歯の状態やお口の状態が悪くなってから来たのでは、遅いのです。そのようなことをできる限り防ぐ目的で、定期検診を行っています。

2)歯ブラシの管理

大事なこと。歯ブラシのやり方が我流に戻っていると、必ず磨き残しがあります。それが10年も続くと、歯がだめになってきます。まれに、管理の必要のない方もいますが、そういう方は稀です。今の食生活は、噛むという食事よりも柔らかくておいしいものが主流です。これは歯にとっては、ばい菌が繁殖し、汚れがたまることを意味しています。このような状態が10年も続けば・・・

 

解ると思います。さらには、私は大丈夫と思っている方もいますが、たいていは虫歯や歯周病で歯がだめになっているのです。また、仕事で時間がないとか、他にいくらでも言い訳はできます。将来の投資の一環として、定期管理が大事なのです。老後は何歳から始まるかわかりませんが、その時に歯がないという事は、健康寿命を縮めます。

 

そして、今は、インプラントがあるから大丈夫という先生や患者さんは多くいます。しかし、それだけで本当に解決するでしょうか。 本当にうまい先生で、患者さんも1千万、2千万も出せるのであれば、何でもできるかもしれませんが、実際にはそれは不可能でしょう。星川 あなん歯科医院では、そのようなことがわかっているので、まだ健康なうちに定期管理をお勧めしています。

3)患者さんの状況を把握すること

定期検診というのは、患者さんの色々な状況を知るものでもあります。それは、患者さんの今の状況を知ることで、歯やお口にどのような問題が発生しているかや患者さんの仕事状況なども定期検診には参考になります。個人情報という問題ではなく、定期検査を10年している患者さんの他の情報が入ってくれば、何らかのアドバイスもできます。その中で、人間関係の構築ができ、お付き合いが始まります。

 

星川あなん歯科医院ではこのようにお付き合いしていただいている方が数多くいます。20代から70代の方々です。今の日本ではとても貴重な方たちで、ご自身の歯や健康に非常に高い関心をお持ちの方たちです。また、何かあればすぐに聞いてきてくれる方たちでもあります。患者さんの状況がある程度わかっているから、できることでもあるのです。これが定期検診の大事なところなのです。人と人との人間関係を築けば、最小限の費用で、最大の効果を上げることができるのです。信頼関係は患者と医師の間で作っていくものであり、ネットなどの評判や評価は当てになりません。別の人はいいけど自分はになります。

 

皆さんも定期検診を受けませんか?