検査について

星川あなん歯科医院では、治療を行うにあたり基本的には検査を行い、治療にあたることを前提にして診療をしています。患者さんが何故このような状況になったのかを考えないと、適切な治療ができないのです。

基本的には、皆さんに同じことをしていますが、単純に歯を削って治すだけなら問題は少ないのですが、矯正治療やかみ合わせ治療に関しては特にしっかりと検査しないといけません。その検査をせずにインプラントなどを入れても咬めるインプラントにはなりません。この辺の処置は目に見えないので、患者さんにはわかりづらいのですが、とても重要な検査なのです。 とかく歯科では、削って治すだけというイメージの方も多いと思いますが、きちんとした治療をするには必要です。医科でも必ず検査をするでしょう。それを、私ども星川 あなん歯科医院では実践し、確実な診断のもとに治療を進めています。

かみ合わせの診査では上下の歯や歯並びが標準値と、どの程度ずれているかを判断するのです。大概、かなりずれている方が多いのです。それはお口の中を見ただけではわからないのです。模型を作り、Face Bowをとり、咬合器にマウントし、写真を撮り、レントゲンを撮影して、トータルの状態を考え作り出さないといけないのです。そして、実際には、予想される状態にしてみて経過を見ていくのです。問題がないことを確認して次の工程に行きます。もし、ダメな様なら再度検討を加え再度チャレンジします。

そのような積み重ねから、問題の少ない状態を作っていきます。それらができてくると食事が美味しく咬めるのです。このような治療を行う上で最初のスタートラインを明確にしておかないと、基準がありません。そのためにも検査を大事にしています。

皆さんはどちらがいいですか？何の検討もなしでただ治療をするだけのときちんと検討して、最初の状態を確実に把握しておくのと。

建築でいうところの設計図を作っているのです。これがないと建物は立ちません。それがお口の中にも言えるのです。それに、人間のお口はとても複雑で機械のようにはいきません。これだけ難しい治療をしているのです。患者さんの言われていることは症状なのです。我々のすることは、そのような症状からではなく、きちんとした検査から徴候を見出し、医学的に判断することなのです。

この方法はアメリカやヨーロッパでは、常識です。それに対するコストもです。日本ではなんでもかんでも保険でできると言われているようですが、実際には無理です。そして、その結果が、不定愁訴という症状を生み、その中の3分の1は、お口や歯に関連していると言われています。

そのように、時間がかかるかもしれませんが、それ以上に永く自身の歯をしっかりと守り、正常な噛み合わせを提供することが何よりも大切だと星川あなん歯科医院では考えております。

検査の必要性や、時間がかかる理由など、気になることがあればいつでもお問い合わせいただければと思います。