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銀歯と白い歯の問題

虫歯治療における銀歯と白い歯の違い

今回は虫歯治療において、銀歯にするか、白い歯で治療にするかについて見ていきたいと思います。

 

この2種類の治療は、大きく分けて、1色の問題、2素材の問題、3アレルギーの問題、4掛ける時間の問題に分かれると思います。

1 色の問題

当然のことですが、銀歯は歯と似ておらず、白い歯は歯に似ています。見た目がかなり違い、第3者から見たときには、銀歯は黒く見えるのが問題になります。

 

銀歯は金属で丈夫なのですが、色が黒く見えるのが欠点です。

2 素材の問題

次に来る3の問題とも重なりますが、銀歯は、パラジウムという合金を使っています。

 

この金属は、自動車の排ガスを抑制する触媒として使われています。この金属が入ってきたのは、1960年(昭和40年ころ)ごろに保険制度が法律化されました。本来は、身体に使う材料は金が主体でしたが、当時の政府は財政的に問題があり、当面、このパラジウムという金属を使い、財政的な改善ができたころに金へ移行するということだったのですが、それすら忘れられたようで、今の状態になっています。

 

その当時このパラジウムという金属は、とても安く使われていたのですが、今の時代のパラジウムは、とても高価な金属になり、保険財政を苦しめているのも事実です。また、この金属が使われていることで、様々なアレルギーが出ても来ています。このパラジウムという金属は、身体に対するアレルギーなどによると思われる研究成果がドイツで出ていて、すでにドイツでは使わないように勧告が出ています。しかし、それでも日本では使われ続けているのです。おかしい話なのですが。

3 アレルギーの問題

先に書いたように、アレルギーの問題があります。このために、白い歯が出てきたとも言えます。この白い歯は、アレルギーに関しては全く問題がないので、おすすめです。ですが、費用が高価なので・・・しかし、銀歯を入れるよりはいいです。

 

これらの理由から、白い歯をお勧めします。

 

日本は、豊かになってきています。しかし、それは消費をたくさんすることで豊かになったと勘違いしていると思います。その前に、自身の身体にお金を掛けるほうが先ではないでしょうか?旅行やブランド物はモノです。しかし、身体は資本なのです。その資本に投資をしないでは、これからの人生が暗いものになってしまいます。いいのでしょうか?私は嫌です。人生を豊かにするのは、モノではなく、自分です。そして自分の価値を高めるために、投資をする人間が次に行ける人材になるのです。モノばかりの消費に目が向けば、当初はいいかもしれませんが、本当に幸せにはなれないと思います。ですから、私のところでは、費用の支払い方法に関しての相談を受けていますし、私との信用に応じて考えてさせてもらいます。

 

すべてが私との人間関係です。

4 掛かる時間の問題

白い歯は、基本的に自費治療になります。ということは、時間をかけてしっかりとした治療ができます。そして、よく掲示板で見かける、白い歯を入れた後、痛みが出るような方がいます。星川 あなん歯科医院では、ほとんどのケースでそのようなことはありません。カリバで様子を見ることもありますが、神経まで達するような削り方は一切していませんので、問題がないのです。そして、歯の状態に合わせて対応しますので、何でもかんでも白い歯にするわけではありません。条件が悪ければ、その条件をよくしてから、白い歯にします。時間はかかりますが、そのほうが長持ちするのです。

《結論》

私のところでは、この様に白い歯をお勧めしていますので、安心できると思います。ですから高い安いだけで決めないでいただきたいのです。それだけの手間と時間、労力がかかっています。そして、歯科医師の日々のトレーニングも行っているのです。