· 

根管治療後、腫れた時の対応

■根幹治療後、腫れたときの対応

 

根の治療後、腫れる事は多々あります。このような時は、直ぐに歯医者さんに行かれる事が一番ですが、行けない時は,市販の痛み止めを飲む事が第一です。歯医者さんで、もらっている薬があれば、それを飲む事をお勧めします。

 

また、極度の腫れや痛みに関しては、アイスノンなどで患部を冷やしてください。その際、あまり冷やしすぎると、血行を阻害して治りが悪くなりますので、5分程度冷やしたら、少しさましてください。ある程度痛みがなくなるまで繰り返してください。こうすると、だんだん痛みが和らいできます。

 

このような痛みが出るという事は、患部がかなり悪く、炎症を起こしています。さらには、体の免疫力が低下している可能性がありますので、食事は柔らかく栄養のあるものを食べるようにして、栄養確保に努めてください。

 

免疫力を高める食事は常に心がけて食べるようにしてください。また、欧米食ではなく、日本食のほうがいいと思います。野菜なども十二分に食べるようにしたほうが、ミネラル類が取れます。これらが免疫力を上げてくれます。

 

体に何か起こったら、治すのは体の免疫系です。通常は何も感じませんが、それは、体の免疫系が常に働いてくれているからです。

 

ですから、体調の悪い時に治療をするのは、良くないのです。腫れる、痛みが出るということは、体の免疫系がうまく働いていない事を教えてくれているのです。

 

また、睡眠不足も免疫系に悪影響を与えます。夜、寝ている間に体は修復されます。免疫系も同じです。体の免疫系のバランスが崩れて病気になりやすくなるのです。

 

 

 

■抜歯後に腫れたとき

 

このときも基本的には、根菅治療のときの対応と同じです。しかし、痛みの元は、無くなっているので回復は早いと思います。ですが、体調の悪い時(生理やカゼ、他の病気)に抜歯などの処置をすると、痛みが何倍にもなる事がありますで、体調管理には気をつけてください。

 

このときの注意事項は、うがいをしすぎない事です。抜歯後の傷を血の塊(血ぺい)といいますが、うがいを強くしすぎるとこの血の塊(けっぺい)が取れて、ドライソケット(抜歯をしたところが、感染を起こし痛むこと)になる可能性があるのです。そして、アルコールは禁忌です。アルコールを飲むと血の巡りが良くなり、痛みが出るといわれています。多少の血は出ますが、ペッペッといちいち出さないようにしてください。血の塊が、取れてしまします。そして、歯ブラシは抜歯周囲は2~3日しないようにしてください。薬は処方とおりに飲むようにしてください。運動も厳禁です。これも体後が流れやすくなるので、痛みを起こす可能性があります。大体2~3日は、無理をしないようにしてください。

 

そして、忘れないでいただきたいのが、歯や口に関して何かあれば細かい事でも歯科医師に相談してください。勝手な自己判断は、やめてください。

 

歯医者さんは忙しく、つい説明をあまりしない事もありますが、人任せにせず、自分でしっかりと管理してください。